発酵肥料 投稿日 2014年12月25日

自家製 発酵肥料 の作り方

発酵肥料 ってどんな 肥料 ? 有機栽培 で使われる 堆肥 や ボカシ肥 ができる過程の 発酵 とは「よく腐らせる」ことを意味しています。このような 発酵 の場合、 タンパク質 が アンモニア (無機化する)まで分解される為、植物に必要な アミノ酸 や 脂肪酸 などのほとんどが 無機物 に分解されているのです。これでは植物に吸収される栄養は 化成肥料 と同じ 無機質 としてですから、真の意味での 有機栽培 とは言えないのではないでしょうか?

我家の自家製 発酵肥料 は味噌と同じく、 三段階芳醇発酵 をさせて作ります。ですから、有機態を無機化するのではなく、その発酵過程で微生物が作り出してくれる各種のアミノ酸・ホルモン・酵素・ビタミン・有機酸、その他の生育促進物質を利用するのです。それらの物質を、発酵させた有機質肥料にいかにたくさん蓄積し、作物に施してやることができるかが重要です。ですから有機肥料を施すというより、有機肥料をエサとして世代交代を繰り返した微生物と、その生成産物を施すといったほうが正確かもしれません。

発酵肥料の適期は冬。農閑期を利用して、家の裏にあるビニールハウスの中で作っています。根気とスコップ、体力それに情熱だけが頼りです。

材料について

くず大豆 ・ 米ぬか ・ 菜種、 油粕 ・ 魚粉 ・ 骨粉 などの 有機物 、それと こうじ菌 、 酵母菌 。栄養の割合が高い 発酵化成肥料 を作る場合には上記材料のほかに、 硫安 ・ 塩化カリ ・ 過燐酸石灰 を使います。 化成肥料 さえも微生物のエサにするのです。

材料の混合・山積み

有機物資材 に水を加えて、混合します。その後、 混合物 を山積みします。この時、山の真ん中に 麹菌 を入れておきます。我家では 麹菌 は味噌作りに使うものを使っていました。

発酵第1段階 糖化作用

こうじ菌 によって、 有機質材料 の デンプン をじっくり分解し、 ブドウ糖 や 乳糖 などの糖に変えていきます。この糖はあとの菌が食べて働く為の食料となります。この段階では菌の綿毛状のコロニーが表面に現れます。

発酵第2段階 分解作用

第一段階の 発酵 により、高温になってくると、 こうじ菌 は死滅し、 納豆菌 が活動を開始します。 納豆菌 は空気中や稲わらにいるので、あえて 種菌 を加えなくても自然に入り込んできます。 納豆菌 はアルカリ性の強力な分解酵素を出して、 タンパク質 を アミノ酸 に、 脂肪 を 脂肪酸 や グリセリン に、分解しにくい 多糖類 も ブドウ糖 や 単糖類 に分解します。温度は70℃位まで上昇し、 肥料 の色は黒っぽくなってきます。

発酵第3段階 成酸・アミノ酸合成作用

切り返しを数回繰り返すうちに温度が下がってきたら、 酵母菌 を加えます。 有機ミネラル化合物 を作ると同時に、 無機栄養 も摂取して菌体内で アミノ酸 や タンパク 、 ビタミン 、 酵素 、 核酸 など植物に活力を与える 有機栄養 を合成します。完成した 発酵肥料 は塊が出来て内部まで 酵母菌 が回り白くなっています。