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農家中西へのメール
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無農薬・有機肥料による栽培はおもしろい

 無農薬・有機による米作りの魅力を私の好きな山登りにたとえて綴ってみました。
稲作農家を取り巻く厳しい環境
 今、稲作農家に元気がないですね。安い米価、高い資材や農機具、長期にわたる減反政策、後継者問題など暗い話ばかりで、明るい話題はとかく乏しいです。特に我家のように会社勤めをしながら百姓をやっている兼業農家は身動きがとれません。米を作らなければ、田んぼに掛かる税金や管理費などの経費は会社勤めの収入を当てざるを得ないし、米を作れば高い資材費と手間で差し引きゼロです。
 私のおやじやおふくろはよく、農作業の合間にこう言っていました。 「百姓はわしの代だけでいい。おまえの代になったら、田畑はすきにしろ。」
登山のように高みをめざして・・・
 おやじやおふくろはそう言っていましたが、私は「せっかく引き継いできた先祖代々の田んぼ。この土地を農業で活かし切りたい。」 定説となっている「米作りは割が合わない」への挑戦です。自分で米作りを始めた頃、知り合いに我家のコシヒカリを分けたところ、おいしいと好評でした。そうした声を聞く時、百姓としての喜びを感じていました。どうせやるなら、消費者の声が直接聞ける産直をしようと考えたわけです。しかし、化成肥料によるマニュアル通りの米作りをしていたのでは、
百姓としてやりがいを感じられないし、農薬あり、化成肥料ありの米では売るにはいまひとつ押しが弱いと思ったのです。
 「米作りを通じて、自ら栄え、消費者にも喜ばれる自立共栄を実現する」為の答えは無農薬・有機肥料による栽培だと感じています。国の指導を道しるべにしたのでは農家の元気は出てこない。自分で考えて、その手でつかんでこそやる気がわいてくるというものです。なんだか、私の好きな山登り、中でも自分の力を信じ、アルプスの岩壁に挑む時のわくわくする気分と同じです。
創造性と多様性 これぞ無農薬・有機肥料による栽培の醍醐味
 まだまだ百姓としても無農薬・有機肥料による栽培も駆け出しです。無農薬・有機肥料による栽培をしていると、色々な失敗があります。例えば、苗作りでは細菌にやられてひやひやしたり、稲が雑草に負けて無残な姿になったり・・・・・・。しかしこれらの失敗は翌シーズンの米作りへの貴重な手掛かりを与えてくれます。
 登山でも失敗した場合、反省し、次の山行に活かします。登り方に型はありませんから、個人々創意工夫を織り込み自分の登山スタイルを作り上げていく訳です。登山には自分の登山を創造できる多様性があるから面白いのです。無農薬・有機肥料による栽培も登山に似た創造性と多様性があると感じています。無農薬・有機肥料による栽培は試行錯誤の過程で創造性と多様性が経験できるからおもしろいと思うのです。
【米農家中西について】
 米を販売しています。販売している米は無農薬、有機肥料にこだわっています。 コシヒカリ、白毛もち米、古代の玄米、白米を米農家から直接、販売いたします。
「中西」というのは実は先祖代々の”屋号”です。中西のある伊那市富県は歴史の古い地域で、住民同士はお互いに名前ではなく屋号で呼び合うという古風な風習が今でも残っています。周りに小牧姓が多く、どこの小牧さんなのかわからないからです。

【伊那谷のお米】
 信州伊那谷は昼夜の寒暖の差が非常に激しい谷で、霧の谷とも言われ、この内陸性気候が米作りに適しているのです。伊那谷でとれるお米は「上伊那米」とも呼ばれています。中でも、富県地区のお米は南アルプスの石灰岩から滲み出す白く濁った水がかかる自然の恩恵を受けた大地から生まれ、特においしいとの評価を得ています。

【中西のお米】
 米作りに適した伊那谷富県地区の水と気象条件のもと、こしひかり、白毛もち米、古代米を先祖代々の田んぼで無農薬、有機肥料で作っています。収穫した安全でおいしいお米は土蔵の中に「もみ」のままで保存しています。出来るだけ皆様からのご注文に応じて籾摺りする「今ずり米」で販売するよう心がけおります。保存中はお米が「もみがら」により保護されているのでお米の食味が変わらず、いつでも新米のおいしさをお届けいたします。皆さんに販売するお米に若干、雑草の種などが混入してしまいます。ご容赦ください。


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