百姓日記」カテゴリーアーカイブ

結氷

冬期湛水田 結氷

今日は冷えるなと思い、外にでてみると、快晴。雪に覆われた中央アルプス駒ヶ岳がきれいに見えました。冬期湛水田も 結氷 し、場所によっては、霜柱が立っていました。氷点下5℃くらいだと思います。結氷した冬期湛水田には様々な紋様が現れ、思いがけない造形美です。

冬期湛水田 結氷 しても、水面下では微生物の営み

ここで冬期湛水の目的の一つであるイトミミズの活動について、気になり、調べてみました。

イトミミズの繁殖期は春先と晩秋

冬期湛水をより、効果的であろう記事を見つけました。
イトミミズの繁殖期は水温が16℃の頃となる春先と晩秋であり、彼等が旺盛に生息活動する水温帯は10℃~20℃で、5℃でも相応の活動が行われている。イトミミズは、水温が5℃を下回る厳冬期以外は生息活動を展開していることになる。という記事です。 出展: はらっぱ・ラボ – 冬期湛水

結氷 について深堀りする

流れのない湖や池、冬期湛水田などでは、水面の温度が0℃以下になることが必須条件。ただ、水面が穏やかな場合や、水に含まれる不純物が少ない場合などは、0℃以下でも凍らずに過冷却となることもあるそうです。-10℃前後になれば例外なく凍結するようです。伊那谷は-10℃以下になる日もあるので結氷しやすいわけです。

結氷を左右する温度は水面の温度であり、風も関わってくる。水面にさざなみが立つ程度の適度な風があれば、蒸発による潜熱放出が風によって促進されて水面が冷却され、結氷しやすくなるとのこと。しかし、風があまりに強いと水面が波立って逆に結氷しにくくなり、また、無風状態の場合は放射冷却が促進されて温度が下がりやすいようです。
雪が降っていると、雪が水面を冷やして結氷しやすくなるそうです。

河川の場合、水量が少なく水深が浅いほど、流速が遅いほど高い温度で凍結するとのこと。冬期湛水田は水深も浅いし、静水なので、結氷しやすいわけです。

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野沢菜漬け

米 栽培 販売 ばかりでなく、野沢菜漬け を楽しむ

米 栽培 販売 ばかりでなく、 野沢菜 も漬けて、冬の楽しみ倍増

今日、毎年恒例の 野沢菜 を漬けました。今年は最近にしては多めの55kg程を漬けました。
今年は株が大きなりっぱな 野沢菜 が取れ、漬けごたえがあります。我が家では最近、もっぱら四角い形の桶に漬けます。丸いものより、 野沢菜 の収まりが良いので気に入っています。

野沢菜漬けの発祥

野沢菜は、宝暦六年(1756)、長野県下高井郡野沢温泉村の名刹薬王山健命寺の八代住職昇天園端大和尚が京都に遊学の際、浪速の天王寺蕪の種子を持ち帰りました。
さっそく、それを寺内の法泉地畑に蒔いたところ、北信濃野沢温泉の風土、気候、地味に合った結果、根も茎も蕪も大きくなり「野沢菜」になったと言い伝えられています。
今でも寺の法泉寺畑で採取した種子原種とされています。以来、寺の重要な収入源の一つにもなっています。
種子に純粋性を保つため昔から農家では、油菜種 や、また、交配するような種子の栽培を禁じて雑種が出来ないようにつとめています。
こうした野沢菜の種子は、長野県一帯と新潟県一帯に出荷され冬の味覚を 作ってきました。

出展: とみき漬物

冬の農業用水路

農業用水 と 冬期湛水

2週間前に 冬期湛水 を始めた原新田の田んぼと下原の三角の田んぼを見回りました。水量はちょうどよい感じです。米の収穫が終わると、用水路の水が少なくなるので、水管理はかかせません。ということで、今日は 農業用水 についての情報です。

農業用水 の歴史と水利権

農業用水 は、事実行為としての水利用を積み重ね、慣習として成り立ってきました。ときには「水争い」を繰り返して衝突する利害を調整し、その結果として形成あるいは変革された水利秩序に基づいて、その使用は社会的に承認されています。
実態として、古くから、農作物生育に必要な、いわゆる「かんがい」だけではなく、野菜や農機具などを洗う生活用水、環境用水として生態系保全・親水・水質浄化、防火用水や雪を流したりする用水などの様々な機能を歴史的に発揮してきました。
出展:農林水産省-組織・政策-農村振興-農業用水の歴史と水利権

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漏水対策

冬期湛水と土手の 漏水対策

冬期湛水を始める前に、土手からの 漏水対策 をして、下原の三角の田んぼと原新田の田んぼで 冬期湛水 を始めました。
下原の大きい田んぼの土手は痛みがひどかったので、あぜ楽ガードというシートを埋設し直しました。
ということで、今日は土手(畦畔)からの漏水対策についてのお話です。

土手(畦畔)からの 漏水対策 はとても重要

冬期湛水は水利条件から、それが行える水田は限られます。水が供給出来て、湛水できるとしても、水が流出しないようにしっかりした土手を作る必要があります。冬期、少ない水量を有効に使うため、且つ、隣接田への漏水で迷惑を掛けない為、土手の 漏水対策 はとても重要です。

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稲わら

稲わら 切り

はざ掛け天日干しをして、脱穀した後は 稲わら が残ります。今日はこの 稲わら を 稲わら をカッターで切断して、田んぼに撒きました。今日は 稲わら の話をします。

自然の肥料になる 稲わら

冬期湛水水田に 稲わら は腐熟し、イトミミズの棲家、餌となり、イトミミズを中心とする生きものが作る柔らかいトロトロ層(イトミミズの糞)によって、水田に雑草が生えにくくなりますし、自然の肥料にもなるのです。

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古代米

古代米 の生育期間

古代米 の登熟が確認できたので、稲刈りをしました。稲刈り機で刈ります。香り米の茎の断面を見てみましょう。もみ殻と同じ、紫色をしています。古代米 は昔ながらのはざ掛け天日干しです。今日は古代米の生育期間についてお話します。

古代米の生育期間

田植えはコシヒカリなどと同時期 5月中旬~下旬に掛けて行います。
稲刈りは
   コシヒカリが9月中旬で、
   白毛もち米が10月初旬
   香り米、赤米が11月初旬
   黒米が11月中旬~下旬
です。古代米は現在のお米(コシヒカリなど)に比べると、ゆっくり成長します。
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発酵鶏糞

発酵鶏糞 積極的に使ってます

2010年収穫の栽培記録を見て、発見がありました。早めの冬期湛水を始めたところ、春に厚いトロトロ層が出来ました。この時、2009年の晩秋に 発酵鶏糞 を散布したことに気づきました。 発酵鶏糞 はイトミミズの餌として、有効ではないかと思いました。

発酵鶏糞 は使える

化学肥料も有機肥料も軒並み高騰する中、唯一値上がりしなかった 発酵鶏糞 。現在もホームセンターなどで15㎏袋150~200円と安いです。窒素成分が3~5%と高いだけでなく、リン酸やカルシウムにも富んでいます。「抗生物質を含んでいるのではないか?」「未熟害が出るのではないか?」などの根強い不安、きつい悪臭などで敬遠されてきた 発酵鶏糞 を見直してもよいのではないでしょうか。農文協から『鶏糞を使いこなす』という本が出ています。 発酵鶏糞 は安いだけでなく、「堆肥」であるのに「肥料並み」に成分量が多いことや、 発酵鶏糞 のチッソ分の効き方、 発酵鶏糞 に含まれる抗生物質は田畑へ影響しないことなど、知りたいことが書かれています。

今年は粒状の発酵鶏糞を使ってみました

OLYMPUS DIGITAL CAMERA7年ぶりに肥料散布器(ソワー)をトラクターに取付けて、散布しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA過去に粉の 発酵鶏糞 使っていましたが、粒状の 発酵鶏糞 はどんなものかと、今回使いました。石などが入っている袋があり、ソワーが壊れる原因になりそうなので、やはり、粉のものがいいなと感じました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA田んぼにはこんな感じで散布されます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
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もち米

白毛 もち米 はなぜ白い

今日は雨が降るという予報。雨が降らないうちに、と思い、先週稲刈りした 白毛 もち米 を脱穀しました。
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今日はもち米の外観上の特徴についてお話しします。

もち米 はなぜ白いのか

お米には普通のお米(うるち米)ともち米があります。普段食べているお米を「うるち米」、お餅に使うお米を「もち米」と言います。
もち米の方が隙間が多く空気が入りやすいです。もち米は乾燥させたときにアミロペクチンの隙間に空気が入って白く見えるようになります。この白くなるコトを「はぜる」と言います。

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白毛もち

白毛もち はなぜ人気

ササニシキ、コシヒカリの収穫が一息ついたので、 白毛もち 米の稲刈り、はざ掛け天日干しをしました。 白毛もち 米は、年末年始用に人気があります。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

白毛もち はなぜ人気があるの

素焼きの白毛餅を食べていただければすぐにわかります。コクのある旨味とよい香りは、「 白毛もち 米」だけの特徴です。なぜこのようなおいしさがでるのか、まだくわしく分析されていません。また餅のキメと粘りが良いのも特徴です。これは「 白毛もち 米」の粒子がたいへん細かいからであると考えられます。
長野県南信農業試験場の「 白毛もち 米」の調査結果は「品質・収量・耐病性とも劣るので打ち切り」というものでした。「 白毛もち 米」はお世辞にも外見も経済性も良いとはいえません。しかし米のおいしさは命です.米の外見や経済性ではありません。白毛もち 米の中に秘められた旨味こそが、時代の荒波を乗り越えて生き抜いてきた原点です.粳米(うるち米)を品種改良した一般のもち米からは、すでに失われてしまった旨味が「 白毛もち 米」の中には残っているのではないでしょうか?
出展:上伊那農民組合ホームページ http://www.janis.or.jp/users/miijima/index.html

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脱穀

脱穀 とは稲わらからお米を外すこと

9月20日のササニシキ稲刈り後、雨続きだった為、なかなか 脱穀 できませんでした。 今日、やっと 脱穀 できました。稲わらが残渣として残るので、これはわら切りをして、田んぼに撒きます。
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今日は 脱穀 についてお話しします。

脱穀 の昔と今

お米の収穫には、大きく分けて稲刈りと 脱穀 まで行うコンバインという機械を使う方法と、刈取りをバインダーで行い、脱穀機で 脱穀 する方法があります。
現在はコンバインを利用することが主流となっており、バインダー、脱穀機を使う方法は少なくなってきています。はざ掛け天日干しする場合はバインダーで稲を刈り、はざ掛け天日干し、脱穀機で 脱穀 という手順を踏むことになります。
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