冬期耕起 投稿日 2018年10月14日

冬期耕起 とは

冬期耕起をやろうと思ったきっかけ

冬期耕起 を行う決断は突然訪れました。
2008年から2017年までの10年間、無農薬の米作りは、冬期湛水と不耕起栽培を柱に取り組んできました。冬期湛水はイトミミズを繁殖させ、その糞は自然の肥料になりますし、雑草の発芽を抑制してくれます。不耕起は土中環境を壊さず、より、自然に近い栽培だと考えていたからです。

しかし、クログワイという雑草にとっては、絶好の繁殖環境を与えてしまうということがわかりました。

クログワイとは

私の今までの無農薬米作りの人生の中で、最強難度雑草はクログワイです。葉っぱがなく、茎が土中から一本伸びただけの姿です。

クログワイ

”繁茂したクログワイ”しかし、田んぼ一面に生育範囲が広がったクログワイを退治するのは並大抵にことではありません。根塊(球根のようなもの)から地下茎で拡がっていきます。春の水田に目立ち始めてから除草機を押しても、土中数十センチの深さにある根塊を完全に駆除できません。

”クログワイの根塊”クログワイの弱点を調べ、根塊は冬の寒さと乾燥に弱いということがわかりました。信州伊那谷は冬、-10℃以下に厳冬の地です。冬の間に耕起を繰り返し、土中の根塊を地表に繰り返し露出させることで、死滅させることができるのではと考えました。

”11月の冬期耕起”11月にまず最初の冬期耕起をしました。

”寒気を生き延びた雑草”次に1ヶ月後の12月に耕起しました。耕起してみると、土の中に隠れていた雑草は生き続けていました。寒気にさらすことにより、成長後の雑草の駆除への効果は期待出来ます。 ​

”寒気で枯れた雑草”寒気にさらされた雑草は枯れていました。

”厳冬期を迎える、1月に最後の耕起をしました。
”萎びたたクログワイの根塊”春、田植え前に田んぼを見ると、萎びたクログワイの根塊、水面で芽を出しながら浮かんでいる根塊が頻繁に見受けられました。 ​​

雑草への効果

”” クログワイのほかにコナギも繁茂して、稲の生育が止まり、もはや、稲が雑草に負けているのがわかります。 ​

””昨年の同じ田んぼの同じ場所です。クログワイ、コナギが減少し、除草機で除草できる程度に勢力が弱まっていました。 ​