田んぼを湖沼のようにしたい会社や集団に古くからいる人のことを”古株” と言いますが、新米と古株はこんな風景から生まれた言葉のような気がしてきました。 耕さない田んぼ(不耕起の田んぼという)では写真のように昨年の切り株が残っていますので、その間に田植えをするとご覧のような風景になります。しかし、一般的に収穫したあとの田んぼは一面、稲藁に覆われているし、刈り取りの為、水を抜いて干した田んぼの表面は硬くなっています。不耕起田に田植えの時期に入水して、普通の田植え機で田植えをしようと思っても、硬い表土には苗が刺さらず、田植えができません。ではなぜ、不耕起の田んぼへの田植えが可能なのでしょうか?それは冬期湛水との組み合わせで可能となります。
不耕起田への田植えの様子 不耕起田への田植えを普通の田植え機でやった時の様子です。 気温の上昇とともに昨年の稲藁の上にミミズの糞(トロトロ層)の堆積が盛んになってきていました。不耕起田への田植えの感情が抑え切れず、ついにやってしまいました。
稲株の列と列の間に思うように位置あわせが出来ず、昨年の稲株すれすれの所に植え付けすることもあり・・・・・。
これがまさに世代交代。昨年の稲株にグサリです。おいおい、こんなに寄り添わなくてもいいのに・・・・・。
なぜ耕さない田んぼに田植えができるのでしょう
冬期湛水で不耕起の田んぼの表土に変化が・・・・ このトロトロ層のお蔭で普通の田植え機で不耕起田に田植えが出来るのだと思います。下の写真を見てください。表土をすくい上げて見ると、前年の稲藁の上にクリーム状のトロトロ層が厚く堆積しています。
米作りのことが幅広く紹介されていて楽しいです。
やまだ様
楽しん頂けて、うれしいです。 頑張ります。