無農薬無肥料栽培までの歩み


2004年に冬期湛水を始めてから、現在の無農薬・無肥料栽培が安定するまでの道のりは、試行錯誤の連続でした。
本ページでは、その20年間にわたる取り組みの「流れ」を簡潔にまとめています。
詳細な技術やデータは、各専門ページでご覧いただけます。


2004〜2013|冬期湛水と不耕起栽培への挑戦

冬期湛水と不耕起を組み合わせた栽培法により、イトミミズが活性化し、トロトロ層が発達。
この層が雑草の発芽を抑え、「無農薬栽培の理想形」と思われた時期でした。

詳細はこちら → 冬期湛水とトロトロ層の仕組み(リンク準備中)


2012〜2017|クログワイとの長い戦い

冬期湛水田ではイトミミズは増えるものの、クログワイだけは防除できず、年々悪化。
無農薬栽培の理想像が揺らいだ時期です。

詳細はこちら → クログワイが防除困難な理由(リンク準備中)


2017|不耕起をやめ、冬の複数回耕起へ転換

クログワイの塊根は「寒さと乾燥」に極端に弱いことから、
冬に深耕起を複数回行い、塊根を地表へ出し、乾燥・凍結させて死滅が期待できる方法に転換しました。

ここから、現在の「無農薬無肥料栽培」へとつながる土台ができました。

詳しくはこちら → 冬の複数回耕起と乾田効果(リンクは準備中)


2018〜現在|乾田効果×無肥料栽培の安定化

冬期に複数回耕起し無肥料で育てることで、
稲わらの分解・微生物の活性化が進み、収量は年々安定していきました。

この収量変化をまとめたグラフが以下です。


冬期複数回耕起の導入前後の収量比較

初年度(冬期耕起1回)は収量が極端に低下しましたが、毎年6回の冬期耕起を続けた結果、収量は増加し、無肥料でも安定するようになりました。

無農薬・無肥料栽培の収穫量推移(kg/8アール)

年度 栽培方法 収量(kg/8a)
2016年 発酵鶏糞散布 450
2017年 無肥料(秋の耕起1回のみ) 200
2018年 無肥料(冬期耕起複数回) 350
2019年 無肥料(冬期耕起複数回) 300

詳細はこちら(大きなグラフ) → 収量グラフと乾田効果の解説ページ(リンク準備中)


現在の無農薬無肥料栽培の方法

冬期複数回耕起を土台に、現在は肥料も農薬も使わずに収量を確保できる段階に至りました。

具体的な手順はこちら → 無農薬無肥料栽培の実際(リンク準備中)


まとめ|試行錯誤が現在の栽培方法をつくった

  • 冬期湛水+不耕起で雑草は抑制できた
  • しかしクログワイだけが防除できず崩壊
  • 冬の複数回深耕起で土壌が生まれ変わり、無肥料でも収量が安定
  • この20年の試行錯誤が、現在の無農薬無肥料栽培につながっている

より詳しい年ごとの栽培記録と年別気象データはこちら → お米の栽培記録と気象データ一覧ページ